診療内容
各種検査
血液検査
血液を採取し、健康状態や病気の程度などを調べる臨床検査です。
検血、血糖、ヘモグロビンA1c、プロトロンビン時間の項目は数分で結果が出ます。その他は外注検査となり翌日には結果がわかります。
心電図
ホルター心電図検査
自宅や職場で24時間心電図を記録して頂くことにより、不整脈や狭心症の診断をすることができ、動悸や胸痛などの症状と心電図の関連を知ることが出来ます。
非常に小型で軽量ですので、測定装置を気にすることなく日常生活をして頂けます。
レントゲン撮影
胸部、腹部、骨などをX線で撮影することで、心臓、肺をはじめとする胸腹部臓器の病気の有無をスクリーニングします。
頸動脈エコー
頚部の動脈の性状を超音波で調べることにより、動脈硬化の診断や治療効果を判定することが出来ます。
睡眠時無呼吸検査
自宅でも取扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる検査です。手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。
SAS検査の様子
腹部エコー
肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓・脈管系(下行大動脈・下大静脈・腎動脈など)を検査します。
呼気中一酸化炭素濃度測定
タバコの煙に含まれる200種類の有害物質の一つである一酸化炭素を、どのくらい体内取り込んでいるか測定します。禁煙後すぐに正常値となるので、禁煙を継続する励みになります。
ABI(脈派)検査
足の動脈に動脈硬化がおこり血流が低下すると、歩いたときにふくらはぎに痛みが生じます。これが閉塞性動脈硬化症です。放置すれば、足先に潰瘍ができ、壊死に陥り、最終的には切断しなければならなくなってしまいます。
足の動脈の詰まりを調べるのが「ABI(エービーアイ)」検査です。足首の血圧を横になった状態で測定すると、健康な人では腕の血圧と同じくらい、あるいは少し高い値となります。しかし足の動脈が詰まっていると、腕の血圧に比べて足首の血圧は低くなります。そのため「腕の血圧」と「足首の血圧」の比をみて足の動脈の詰まりを診断するというもので、その値が0.9未満であると詰まっている可能性が高く、その値が低いほど重症になります。
ABI検査の様子
CAVI(血管年齢)検査
この検査では、ABIと同時にあお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。結果もすぐに出るので、その場で医師からの診断が受けられます。この検査では、動脈の固さと血管年齢を測ることができます。
心臓超音波検査(心エコー)
人の耳には聞こえないほどの高周波数の超音波を心臓に発信して、心臓の動きを観察します。
心臓の大きさ、動き、弁膜症の有無などを簡単に、正確に診断することが出来ます。
X線撮影やRI検査のように放射線による被曝の心配がありませんので安心して受けることができます。
心臓超音波画像診断装置
検査室
- 心臓超音波検査で何がわかるの?
- この検査を行なうと心臓の働きを見ることができます。心筋梗塞や心筋症などで心臓の動きが低下しているとそのまま観察できるのでとても有用な検査です。
また、心臓の大きさや壁の厚さ(心臓肥大の有無)、弁の形や動きなどがわかります。カラードップラー法を行なうと、心臓の中の血液の流れを映し出すことができ、弁膜症などの異常を発見できます。
トレッドミル検査
坂道を登る・急ぎ足で歩くといった日常生活の中で現れる胸痛・動悸・息切れなどの症状を再現し、その時の心電図と血圧の変化をみて、狭心症があるかどうかを調べる検査です。
ベルトコンベアーの上を歩きながら心電図と血圧を測定します。ベルトは3分毎に速度と傾斜が増していきます。胸の痛みや圧迫感などの症状がでたり、心電図で狭心症の変化がでれば中止します。
トレッドミル検査装置
尿検査
迅速で簡易に血尿や蛋白尿の有無を調べたり、より詳細に一日の蛋白量や尿の性状などを調べます。
腎臓病や膀胱炎などの尿路系の病気を調べます。
検便
便に血液が混入していないかどうかを調べることで、消化管の病気をスクリーニングすることが出来ます。